大和ミュージアム (呉市海事歴史科学館) |
正直言って訪れる前には、あまり内容のない博物館だと思っていました。 しかし、大違いで、良い意味で期待外れでした。 展示室では数多いビデオ、写真、書類により、戦争の悲惨さを紹介していました。 一番多く人が集まっていたのは、太平洋戦争の始まりから、敗戦の象徴である 戦艦大和の撃沈と広島原爆を経て、終戦を紹介したビデオの前でした。 私は、生きて戻れない人間魚雷『回天』に搭乗する前に父親が秘密録音した 22歳の海軍兵の男らしく力強い肉声に感動しました。 最後の「さようなら、元気に逝きます。」は忘れられない言葉です。 そんなことから人間魚雷『回天』の写真を撮り忘れました。 特別企画展「原爆と呉」が催されていて、呉からの視点にて原爆の恐ろしさと 悲惨さを紹介していました。 入場者の中には若い人たち、子供たちも多くいました。 夏休みの自由研究にするという声も聞こえてきましたが、いかなる理由であっても 一度じっくりと見るということが大切だと思いました。 |